驚くほど良い: Antec C8 ARGBケースレビュー

はじめに

Antec C8 ARGBは、かつて業界をリードしていた企業Antecからの新しいPCケースです。Antecはこれまで周辺機器にも手を伸ばしていましたが、今回は再びPCコンポーネントに焦点を当てています。Antec C8は、リアンリー、コルセア、モンテックなどの人気モデルと直接競争するデュアルチャンバー「水槽」スタイルのケースで、機能、性能、価値のバランスが取れています。

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Antecの復権

Antecはゲーマーズネクサスが2008年に設立される前、PCケースの主要メーカーでしたが、その後はBluetooth対応スピーカーやバッテリーパックといった主力外の製品を手がけることで道を踏み外していました。しかし、Antec C8は、Antecがトップブランドと直接競争するデュアルチャンバーケース市場に再び立ち返ってきたことを示しています。ゲーマーズネクサスのチームは、このケースのディテールへの配慮と全体的な品質に驚いて感銘を受けました。

ユニークなファン構成

Antec C8 ARGBの目を引く特徴の1つが、ユニークなファン構成です。ケースには、通常のケースファンよりも厚い(35mm)160mmのファンが底面に2つ搭載されています。これらの逆回転ファンは、GPUの直接冷却を目的としており、CPUはより排気やトップの空気流に頼らざるを得ません。このファン構成はGPUの冷却性能を最優先したデザインです。

品質とケーブル管理

Antec C8は丈夫な鋼板パネルと、よく設計されたケーブル配線チャネルによって、高い品質を発揮しています。ゲーマーズネクサスのチームは、ファンやブラケットに施された塗装/エンボス加工のラベルなど、細部への配慮に感心しました。デュアルチャンバー設計と奥まった底面ファンにより、きれいなケーブル管理が行えます。

冷却性能

Antec C8 ARGBは、GPU温度の面では非常に優れた性能を発揮します。ノイズ正規化した結果は、フラクタルトレントなどのトップクラスのケースに匹敵または上回ります。CPU温度はやや高めですが、底面吸気の代わりにサイド吸気のファン構成を使うことで改善できます。VRMとメモリーの温度はテスト済みの他のケースと同程度です。

競争力と総評

150ドルで販売されるAntec C8 ARGBは、競争力のある価格設定で、多くのデュアルチャンバーケースライバルよりも安くなっています。機能、性能、価値のバランスが取れており、モンテックキング95プロなどのケースに対する魅力的な選択肢となります。全体として、Antec C8は同社の復権を示す有望な製品で、ゲーマーズネクサスのチームは、AntecがこれからPCケース市場でどのような製品を送り出してくるか、期待しています。

総括

Antec C8 ARGBは、Antecブランドの復活を示す驚くほど良いPCケースです。ユニークなファン構成、堅牢な品質、そして競争力のある価格設定により、Antec C8はリアンリー、コルセア、モンテックなどの人気モデルに対抗できる魅力的な選択肢となっています。

主なポイント:

  • よく設計されたAntec C8 ARGBケースにより、Antecが復活してきている
  • ユニークな160mmの底面ファンで、GPUの冷却を最優先
  • 高い品質と細部へのこだわり
  • 特にGPUに関しては優れた冷却性能
  • 多くのライバルよりも150ドルと、競争力のある価格設定
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