オープンプランのオフィスでは、静かな場所を見つけるのが意外に難しいもの。電話会議や集中作業に最適なスペースとして、ミーティングポッドが注目されていますが、その価格は驚くほど高額です。そこで、Linus Media Groupのチームが“Meeting pods are a ripoff, so I built my own. Buy or DIY?”という動画で、高価なコールポッドの代わりに自作でコストを抑えつつ、機能的なポッドを作る挑戦をしています。本記事では、その製作過程やポイント、コスト比較を詳しく解説します。
この動画で学べること
- 市販のミーティングポッドの課題と高コストの理由
- DIYでコールポッドを作る際の設計プランと材料選び
- 音響効果やプライバシーを確保するための工夫
- 市販品と自作品のコスト・時間・機能の比較
ミーティングポッドの現状と課題
近年、オープンプランオフィスやシェアオフィスが増え、プライベートな会議スペースの確保が難しくなっています。そんな中、電話やビデオ会議に集中できるミーティングポッドがニーズとして高まっていますが、市販の高性能ポッドは数千ドル、場合によっては数万ドルもするため購入に躊躇する企業や個人も多いです。
Linus Media Groupのスタッフも実際に7,000ドルや40,000ドルの市販ポッドを目の当たりにし、「こんなに高価な電話ボックス、作れそうじゃない?」という発想からDIYプロジェクトがスタートしました。
DIYコールポッドの設計と製作プロセス
プランA:初期設計と材料選定
動画ではまず、市販のTuesday Plusという2人用のミーティングポッド(約14,000ドル+設置費)を基準に、ほぼ同じサイズで自作を計画。2×2材のフレームに1×4材の柱を配置し、硬質ボードや布で壁を仕上げるシンプルな構造を目指しました。
製作の苦戦と設計の見直し
製作初期は接合部分の強度不足や寸法の不一致、音響素材の配置などで苦戦。特にポストとパネルの組み立てに苦労し、音響用のサウナパン(音響吸収材)を壁に重ねる構造は設計変更を余儀なくされました。
プランBへのピボット
最終的に、ポストとパネルの複雑な組み合わせをやめ、より伝統的な北米式の2×2材フレームを使い、壁に音響材をたっぷり詰め込む方式に切り替え。これにより剛性と防音性が向上しました。
窓やドアの製作と音響対策
二重アクリル板の窓を自作し、間に空気層を設けて音の伝わりを抑制。ドアは2×4材でフレームを組み、専用のハードボードや布で仕上げることで、プライバシーと遮音性を強化しました。
内装仕上げと電気設備
壁面にファブリックを貼り、家具としてベンチやテーブルも手作り。USB-C対応のモニターや電源を組み込み、快適に使えるミニオフィス空間としての完成度を高めています。
コストと時間の比較
材料費は約4,400カナダドル(約3,100米ドル)と、市販のTuesday Plusポッドの半額以下に抑えられました。しかし、製作に要した時間は約176時間。人件費換算するとかなりのコストがかかるため、時間を価値に換算すると経済的なメリットは限定的です。
DIYと購入、どちらが良いのか?
- DIYのメリット:材料費を大幅に節約でき、カスタマイズが自由。ものづくりの楽しさや達成感も得られる。
- DIYのデメリット:製作に膨大な時間と技術が必要。専門工具や作業スペースも求められる。
- 購入のメリット:短時間で高品質な製品が手に入り、保証やメンテナンスも期待できる。
- 購入のデメリット:高額であることが最大のネック。
動画の結論は、時間とリソースに余裕があり、DIYスキルがある場合は自作も選択肢になるが、多くの企業や忙しい個人にとっては購入の方が合理的というものです。
まとめ
今回のDIYコールポッドプロジェクトは、既製品の高額なミーティングポッドに代わる現実的な選択肢を模索した挑戦でした。コストは抑えられたものの手間や時間を考えると一長一短。自作の楽しさと実用性を両立させつつ、用途に応じて購入かDIYかを判断するのが賢明です。静かな作業環境やプライベートな会議スペースを求める方は、ぜひ動画で具体的な製作過程や工夫をチェックしてみてください。
動画視聴はこちらから→ YouTubeで動画を見る