はじめに
ゲームハンドヘルド市場が活況を呈する中、様々なメーカーが市場シェアを狙っています。その中で最新参入者の1つが、オリジナルのROG Allyをパワーアップさせた「ASUS ROG Ally X」です。私はノートパソコンとプロダクティビティソフトウェアに焦点を当てたテックレビュアーとして、Ally Xを徹底的にテストし、競合製品とどのように比較されるかを確認する機会を得ました。
デザインと操作性
Ally Xは、オリジナルのホワイトモデルとは異なる、オールブラックのデザインを採用しています。Ally Xはバッテリーが大型化したためわずかに厚みが増していますが、長時間のゲームプレイでも快適に握れるよう背面が滑らかに曲線化されています。ポート配置も見直され、ヘッドフォンジャックとmicroSDカードスロットがデバイスの上部に移動しています。さらに、Ally Xには2つのUSB-Cポートが搭載され、そのうちの1つはThunderbolt 4に対応し、高速なデータ転送とディスプレイ出力が可能になっています。
性能とハードウェア
Ally Xのプロセッサには、オリジナルのAllyと同じAMD Z1 Extremeチップが搭載されていますが、10-15%の性能アップグレードが行われています。Ally Xにはさらに、オリジナルモデルの16GBに対し24GBの高速RAMが搭載されています。ストレージ容量も拡張され、最大1TBまでアップグレードできるようになりました。オリジナルAllyの512GBに比べ、大幅な増量となっています。
バッテリー寿命と充電
Ally Xの最も大きなアップグレートの1つが、バッテリー容量の増大です。Ally Xには80Whのバッテリーが搭載されており、オリジナルAllyの約2倍の長続きが可能になっています。さらに、Ally Xは最大100Wまでの急速充電に対応しており、オリジナルモデルよりも高速な充電が可能です。この大幅なバッテリー寿命の向上は、ゲームハンドヘルド市場において新たな基準を築くことでしょう。外出時のロングセッションでも安心して使え、ゲームプレイに集中できます。
まとめ
ASUS ROG Ally Xは、オリジナルのAllyの成功を受け継ぐ、強力で機能豊富なゲームハンドヘルドです。性能の向上、ストレージ容量の拡大、そして大幅なバッテリー寿命の改善により、Ally Xはゲームハンドヘルド市場で重要な存在となるでしょう。カジュアルゲーマーからハードコアファンまで、Ally Xは次の携帯ゲーミングコンパニオンとして十分に検討に値する製品です。
主なポイント:
- Ally Xはオールブラックのデザインで、背面が丸みを帯びた形状になっており、長時間のゲームプレイでも快適に持てる
- Ally Xは10-15%の性能アップグレード、24GBの高速RAM、最大1TBのストレージ容量を備えている
- Ally Xには80Whのバッテリーが搭載され、オリジナルAllyの約2倍の駆動時間を実現。さらに最大100Wの急速充電にも対応している
- バッテリー寿命の大幅な改善は、ゲームハンドヘルド市場に新たな基準を設けるものと期待される
